第9回グリーン電力基金委員会議事概要
1.日時
平成15年10月1日(水)13:30~17:00
2.場所
(財)広域関東圏産業活性化センター4階会議室
3.出席委員
山地委員長、牛山委員、亀山委員、工藤委員、倉田委員、都筑委員、浜渦委員、村松委員、吉田委員
4.議事概要
議題1.基金の最近の状況について[報告]
事務局から最新のグリーン電力基金加入状況を報告した。
- 8月末現在:16,854件 20,124口
議題2.平成15年度助成先の決定について[審議]
(1)普及目的用(主に自然エネルギーの量的な普及を目的とした助成)
計44件に対し、総額1億9,984.4万円の助成実施を決定
応募・決定状況概要(14KB)
- 応募プロジェクト総数:83件(定格出力合計:6,577.45kW)
(参考)平成15年度募集概要(17KB) - 助成先の決定
応募プロジェクト83件について、- 委員会審議で募集要綱の条件に合致していると判断された69件を助成対象候補として選定。
- 1.のうち、3件については、委員会推薦で助成先として決定。
- 残る助成対象候補66件については、各都県最低1件は助成するよう考慮した抽選を、助成枠に達するまで実施。
- 結果、計44件のプロジェクト(定格出力合計:4,384.73kW、発電設備設置箇所としては56施設)に対し、総額1億9,984.4万円の助成実施を決定。
- 助成先プロジェクト44件の概要
エネルギー別件数:太陽光33件、風力2件、水力1件、バイオマス1件、ハイブリッド(太陽光・風力・バイオマス等の発電方式を2種類以上組み合わせたもの)7件
都県別件数:栃木8件、群馬5件、茨城2件、埼玉12件、千葉7件、東京3件、神奈川4件、山梨2件、静岡1件
施設別件数:学校11件、保育園・幼稚園14件、その他19件
決定した普及目的用助成先一覧(9KB)
(2)環境教育目的用(設備の大きさよりも、環境教育に活用されることを優先した助成)
計18件に対し、総額3,600万円の助成実施を決定
応募・決定状況概要(14KB)
- 応募プロジェクト総数:29件
(参考)平成15年度募集概要(17KB) - 助成先の決定
応募プロジェクト29件について、- 委員会審議で募集要綱の条件に合致していると判断された25件を助成対象候補として選定。
- 1.のうち、1件については、委員会推薦で助成先として決定。
- 残る助成対象候補24件については、各都県最低1件は助成するよう考慮した抽選を、助成枠に達するまで実施。
※実際にかかった設置費用の85%または200万円のどちらか少ない額に助成する仕組みであるため、抽選の際には1件あたり200万円を助成すると仮定した。 - 結果、計18件のプロジェクト(定格出力合計:22.87kW)に対し、総額3,600万円の助成実施を決定した。
- 助成先プロジェクト18件の概要
エネルギー別件数:太陽光6件、風力1件、水力1件、ハイブリッド(太陽光・風力発電の組み合わせ)10件
都県別件数:栃木1件、群馬1件、埼玉1件、千葉2件、東京8件、神奈川3件、山梨1件、静岡1件(茨城県内からの応募は無し)
施設別件数:小学校8件、中学・高等学校10件
決定した環境教育目的用助成先一覧(9KB)
議題3.その他[事務局より今後の予定説明]
- 委員会結果を取りまとめたうえで、すみやかに応募者への結果連絡を行い、その後プレス発表を予定している(10月10日にプレス発表実施済み)。
- 基金参加者へも、別途郵送等により、決定内容をお知らせしたい(年内に実施予定)。
- これまでは基金委員会を年初に開催し翌年度の助成方針のみをご審議いただいてきた。しかし、前回委員会でも事務局よりお話しさせていただいたとおり、来年度も基本的には今年度の助成方法を継続していきたいこと、また応募者に検討期間を十分とっていただきたいことから、次回委員会では、助成方針だけでなく具体的な助成方法ならびに助成水準の概要まで決定していただきたいと考えている。
以上
PDFファイルをご覧になるためには、AdobeReader®が必要です。
パソコンにインストールされていない方は右のアイコンをクリックしてダウンロードしてください。
委員会推薦プロジェクト紹介
普及目的プロジェクト-3件(申込書記載内容から要約)
栃木県:学校法人 足利工業大学
設置者:理事長 岡平 悟朗
設備概要(発電出力80kW)・設置目的
自然エネルギーの利用は、その入力が不安定であることが普及を妨げている要因である。
本施設では、相互補完効果を有するものの気象条件に強く依存する風力と太陽光に加え、人為的に調整可能な木質バイオマス発電装置を組み合わせたトリプルハイブリッド発電システムにより電力の安定化を図るもので、学内の約1%の電力を当設備で賄うことができると見込んでいる。
群馬県:利平茶屋森林公園
設置者:黒保根村長 深澤 亮一
設備概要(発電出力22kW)・設置目的
全国的にもめずらしい「水源村宣言」をした黒保根村。当村が運営する標高約1,000Mの高原に位置する森林公園内に、既設の治山堰堤を利用した小水力発電機を設置。発電電力は管理棟やバンガロー等で利用する。
自然との新しい共存の形式を「水力発電」により具現化し、併せてCO2削減という国際的にも喫緊の課題への貢献を目的とする。村の新たなシンボルとして地域住民の環境意識の高まり、波及効果にも期待している
東京都:港区お台場レインボー公園
設置者:港区環境保全部環境課長 杉本 昇三
設備概要(発電出力6.11kW)・設置目的
公園内に風車2基と太陽光発電設備を設置し、公園の照明および管理事務所の電源として使用。設備の前に解説パネルを設置することで見学者の環境に対する意識高揚を図る。
お台場レインボー公園は、日本国内でも有数の観光地であり、地域住民や観光客の環境意識を高める効果は絶大と期待している。地球環境対策の一環として、また、お台場の新たなシンボルとして波及効果も期待できる。
環境教育目的プロジェクト-1件(申込書記載内容から要約)
設置者:理事長 西村 昭
設備概要(発電出力5kW)・設置目的
蓄熱空調に利用されている循環水を利用した小水力発電機を設置。空調機の冷却水が利用されて戻る際の水力エネルギー(位置エネルギー)を利用した発電を校舎内で実施。学内LANを使った環境観察システムを利用して計測データをリアルタイムに掲示する。
身近にある未利用エネルギーや自然エネルギーの利用に注目できるような考え方を養う。省エネにも興味・関心を持って追求できるような教材を用意し、環境問題を常に意識して考える力を養う。
設置後は計測データや生徒が環境学習に取り組んでいる様子をホームページで公開。学校のエントランスなどの大型掲示板(プラズマディスプレー)を活用し、生徒・保護者・地域住民へのPRを行う。
抽選方法の概要
グリーン電力基金委員会委員の立ち会いのもとで厳正なる抽選を行いました。
普及・環境教育それぞれの助成種別ごとに抽選機(ビンゴゲーム機)を使用し、次の手順で抽選を行いました。
- プロジェクト番号(申込があったプロジェクトを都県別に集約したうえで、事務局が助成種別ごとに付した通し番号)が記入されているビンゴボールのうち、
- 募集要綱の条件に満たず助成対象外となったプロジェクト
- 委員会推薦にて抽選を経ず助成先として決定したプロジェクト
- ビンゴゲーム機を操作し、ボールの出た順番を各プロジェクトの順位として全てのプロジェクトに順位付けを行う。
- 委員会推薦のプロジェクトがなかった都県について、各都県内最上位のプロジェクト1件を助成先として決定。(これで各都県最低1件は助成先として決定したこととなる。)
- 残ったプロジェクトのうち順位の高いものから助成先として決定することとし、
- 普及目的については、順位上位のプロジェクトの助成予定総額が、委員会推薦で決定したプロジェクトの助成予定額を含め助成枠1億9,587万円を超えた時点で終了。
- 環境教育目的については、順位上位のプロジェクトの件数が、委員会推薦で決定したプロジェクト件数を含め18件に達した時点で終了。(実際にかかった設置費用の85%または200万円のどちらか少ない額に助成する仕組みのため、1件あたり200万円を助成すると仮定し、18件を上限とした。)
審議・抽選の模様

審議風景

抽選機とビンゴボール

抽選を見守る委員

ビンゴボールの番号を確認する山地委員長

プロジェクターや手書きで抽選過程を表示
第9回グリーン電力基金委員会議事概要【後記】
都筑委員:
平成13年度以降助成先として決定したプロジェクトのうち、すでに発電を開始しているものについて見学会を開催する予定はあるか。
助成金が基金の趣旨に沿って活用されていることを確認する意味でも必要だと思う。
山地委員長:
基金に加入いただいている方々も参加できる見学会がよいと思う。基金の寄付金を極力自然エネルギーに回すという観点からは、見学会参加者が費用を自己負担するというやり方もありえるのではないか。
事務局:
現時点での計画はないが前向きに検討したい。
なお、原則として基金に係わる運営経費は基金から支出させていただき、残りを助成原資としている。見学会を含む広報費用等をどの程度まで基金から支出することが適当なのか、今後この委員会でご審議いただきたいと思っている。
以上





